カルテモストーリー -2- カルテモ誕生秘話
7月より、「カルテモストーリー」と題してカルテモの誕生秘話や今後の展望などを、代表取締役の内藤にインタビューしております。
お客様にカルテモはどんな会社なのかを知っていただく機会になれば幸いです。
第2回目は、「カルテモ誕生秘話」です。
もしかしたら、内藤自身も忘れかけていたストーリーが掘り起こされるかもしれません。
それでは早速、よろしくお願いします。
勝間田(以下「勝」):まず、起業のきっかけを教えてください。いつ頃から起業しようと思ったのかも、併せて教えていただけますか?
内藤(以下「内」):
20歳くらいから漠然と起業を考えていましたが、ちょっと思うところありまして、自分の中では封印していました。30歳の時、ある人から「起業してみたら?」と言われ、改めて起業への思いが湧き上がってきた感じです。
その後、気持ちを整理しようと思い、1年かけていろいろな方に相談などをして決心しました。
勝:翻訳会社を起業しようと思ったのはなぜですか?
内:
独立当初はいろいろなビジネスを模索しました。
いま思えば、怪しげなセミナーなんかにも参加したり。。(笑)
半年くらいいろいろやったりしましたが、まぁ、あまりうまくいかなかったわけですね。そこでもう一度、自身のビジネスプランを考え直したわけです。
私は、学校卒業後、老舗の翻訳会社で10年、主に営業職を中心に会社員をしていました。
結局「やりたいこと」と「やれること」を考えたとき、「やりたいこと」はできないこと、いま自分が「やれること」は翻訳だと気づいたわけです。もちろん私は翻訳者ではありませんし、語学系の人間でもありません。でも、プロの翻訳営業だということに気づいたのですね。
それで、まずは翻訳をやろうと思ったわけです。
勝:創業当初、最も大きな課題はなんでしたか?
内:
やはり翻訳者を探すことですかね。
ひとりSさん(その後カルテモの社員になる)という、私たち夫婦と昔から親しくしていただいた翻訳者が助けてくれると言っていただいたのですが、やはりキャパシティを増やす必要があるわけです。
先ほども言いましたが、翻訳会社で10年といっても、主に営業だったわけで、翻訳者の知り合いはほとんどいなかったのですが、そんななか、知人から紹介いただいたり、会社員時代の小さなツテをたよりに連絡を取ったりして、数名の翻訳者とのお付き合いが始まりました。その方々をコアに、Sさんに品質管理を担当していただき、カルテモの翻訳チームはスタートしました。
勝:反対に、起業して良かったこと、嬉しかったことはありましたか?
内:
やはり、お客様から仕事をもらった時ですね。
最初の2年は自宅での業務でしたし、実質的に個人事業者のカルテモによく仕事を依頼していただいたと、本当に感謝しております。
そしてそんなカルテモを助けてくれたSさんをはじめとする翻訳チームの方々にも感謝です。
また、会社員時代にお付き合いがあった方々が気にかけていただき、折に触れ連絡してきていただいたことにもたいへん勇気づけられました。
夫婦二人で始めた会社ではありますが、たくさんの人に支えらえていたことに改めて感謝申し上げます。
勝:最後に、カルテモ創業にあたっての秘話や逸話(?)などあれば教えてください。
内:
当時、株式会社は1000万円、有限会社は300万円の資本金が必要でした。
お金のない私は有限会社を選択するのですが、自分で準備できる資金は100万円で、残りの200万円を準備するために父に借金を申し入れました。
父には2つの案を提示しました。
1, 200万円ともに借金として借りる
2, 100万円は借金、100万円は出資(父が株主になる)
その時、間髪入れず、Bを選んでくれたことが、すごくうれしかったことを覚えています。
その父も7年前に他界しましたが、生前カルテモの飲み会に参加することをとても楽しみにしていたことを思い出します。
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話は尽きないようですが、今回はこれでインタビュー記事を終了しようと思います。
これからも、世の中に「カルテモ」という名前が広く浸透するように、「翻訳と言えばカルテモだ!」とお客様に思っていただけるよう、スタッフ一同日々の業務を行ってまいります。
今後ともカルテモをよろしくお願い申し上げます。
株式会社カルテモ
広報担当
勝間田